競技かるた札の誕生と変遷 >> 翻訳されたかるた札
Ogoolaかるた
ファースト彩氏作成
ファースト彩氏は、2009年から、海外の詩を使って遊ぶ「外国語かるた」を広められていました。
2016年からは、「小倉百人一首」の英訳を使用した英語百人一首かるた札の他、スウェーデン語訳かるた札、フランス語訳かるた札を製作。現在は、ドイツ語訳かるた札、中国語訳かるた札も販売されています。
取り札と読み札が別々になっているので、競技することもできます。
大きさは競技かるた札よりも大きい、トランプ大のサイズ。写真のように、O倉マークの上に外国語訳が、裏面には日本語版が書かれています。
クレイ・J・マッコーレ(Clay MacCauley)氏の英訳(1917年)、(株)田村将軍堂の絵札を使用しています。
WHACK A WAKA百人イングリッシュ かるた
ピーター・J・マクミラン氏作成
「WHACK」は「ぴしゃりと打つ」を指す英単語で、かるたを取る様子をイメージ。「WAKA」は「和歌」、「百人イングリッシュ」は「百人一首」に掛かっています。
日本文学研究者で詩人のピーター・J・マクミラン氏は、百人一首を英訳し、2008年に「One Hundred Poets, One Poem Each」を出版しました。
2019年には、和歌の修辞や掛詞などを踏まえ、リズム良い五行詩として新たに英訳した『WHACK A WAKA百人イングリッシュ』を制作。
絵合わせにもなっている読み札と取り札のイラストは、画家の横井山泰氏によります。
大きさは競技かるた札よりも大きい、ポーカートランプのサイズ。写真のように、それぞれ裏面には日本語版が書かれ、20枚ずつ色分けされています。