バリアフリーかるた
「競技かるた」の楽しさをより多くの人に体感してほしいということで、点字付きかるたの普及活動が広がりをみせています。視覚に障害があっても取り札を認識しやすいような印字や点字加工を施し、札自体も取りやすい形状にした「点字付きかるた」が開発され、バリアフリー大会のための競技ルール作りも行われています。
バリアフリーかるたの活動
  • 全国大会に向けて
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  • 初めてのバリアフリー体験

バリアフリーかるた全国大会に向けて! ~百星の会~

バリアフリーかるた全国大会に向けた、団体戦&個人戦のルール紹介です。

バリアフリーかるたの活動紹介 ~百星の会~

百星の会では、目が見えない、あるいは見えにくい方にも「競技かるた」の魅力に触れていただきたいと活動を続けています。

初めての「バリアフリーかるた」体験

「バリアフリーかるた」は、京都ライトハウス、百星の会、大石天狗堂、全日本かるた協会が協力して開発した、全ての人が楽しめる百人一首かるたです。

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バリアフリーかるたの工夫
バリアフリーかるた取り札の特徴
■取り札の特徴
①地の部分は黒、文字は白

「バリアフリーかるた」の取り札は、一般的な札とは反対に地の部分が黒、文字が白で印刷されています。視覚に障害を受け「見えにくい」「まぶしい」「見える範囲が狭い」など日常生活に支障のあるロービジョンの人にとっては、地が白いと光を多く反射してしまうので見にくくなってしまう。そのため、「バリアフリーかるた」では地を黒に、文字を白くしています。

②文字は大きく読みやすい書体

印刷されている文字は、視力の弱い人でも判別しやすいように、大きなサイズで、そして読みやすいユニバーサルデザインのものが採用されています。

バリアフリーかるた札の例
③短歌の下の句を点字でも表記

目の見えない人でも取り札に書いてある和歌を認識できるように、取り札には下の句の点字シールが貼付されています。

④札の左上の角を丸く加工

取り札の左上の角が丸く加工されています。視覚に障害がある方でも札の向きが確認でき、点字を正しく読めるようにするためです。

⑤札の形状が湾曲

「バリアフリーかるた」では瓦のように湾曲させたり、札自体の厚みを増したりして視覚障害の方でも札を取りやすいように工夫されています。

バリアフリーかるた専用台
■置き台特徴
10枚を所定の場所にセット

一般の「競技かるた」のように自陣、相手陣に25枚ずつ配置するのは難しいので、各自が所定の場所に10枚セットできる専用の置き台を使います。競技者の間に台を置いて、その4隅に4枚の取り札を並べて競技を行う場合もあります。

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