第50期名人位決定戦 |
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西郷直樹名人
(早大かるた会) |
3
- 0 |
土田雅
(福井渚会) |
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一回戦 |
○ |
4枚差 |
● |
出札ラッシュの序盤、西郷は集中力を欠いたか試合に入り込めず2枚のお手付き。
一方土田は反応体の切れともによく、17-22とリード。さ らに土田は押し気味にすすめ10-19と大量のリードを奪う。
出札のペースが落ちた40枚頃から西郷は守りを中心に調子を立て直すが好調時の レベルには程遠い。7-12で迎えた
54枚目「たか」、西郷陣 右中と土田陣 左上の縦並び友札で西郷はビシッと守ってキープ。ここが潮目と なって
流れは西郷へ。6-6で追いついた西郷は66枚目「おほけ」で敵陣「おおえ」を払うお手付き。これがダブルとなって
4-7と土田は再び リードするが生かし切れず右狙いの土田を見越して西郷は73枚目~75枚目まで左右の守りで3連取し
3-4と逆転。土田は78枚目「かく」を攻 めて3-3と追いつくも冷静さと調子を取り戻した西郷に1-3と王手をかけられ、
最後は右に3枚固めた土田が86枚目「あさぼらけあ」で「あき の」を触りお手付きで4枚差で試合終了。
西郷は最大9枚差のビハインドをひっくり返しての大逆転勝ちで先勝した。
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二回戦 |
○ |
1枚差 |
● |
ナイスゲーム。序盤は両者にお手付きが出るがお手付きで崩れることなく、
流れがいずれにも傾かない淡々とした序盤戦。40枚頃から西郷 は手が出なくなり土田が3連取。その後も
土田が着実に守りベースに札を取り一時は15-10と5枚リードを奪う。西郷は土田が猛攻してきた53枚目を
阻んで復調し追い上げ開始。土田も狙った札を確実に取って食い下がる西郷に逆転を許さぬ好ゲーム。
土田は75枚目「いに」を強攻し てスパートをかけ4-7とリードを広げるが81枚目「あはじ」敵陣を引っ掛けるミス。
西郷はここぞとばかりに集中を強め4-4で追いつき84、 85枚目の「な」札を連取して2-4。さらに89枚目「たき」を
取って1-4で王手をかける。しかし土田も粘り右下段で3連続の守りを見せ1-1の 運命戦へ。
西郷陣は一字決まりの「よを」、土田は大山札の「あさぼらけあ」。出札は「あさぼらけあ」。
西郷が土田の囲いをかいくぐっ て取り連勝。 |
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三回戦 |
○ |
9枚差 |
● |
西郷は1回戦、2回戦のやや消極的だった反省から積極的にスピードを上げて取りに行く。
土田も決して遅くはないのだが西郷もスピードが 上回ったこと、序盤2度のお手付きを喫したことで劣勢に回ってしまう。
西郷は序盤で奪った6~7枚のリードをずっとキープしつつ快調に攻 守に冴えた取りを披露した。8-15の大量リードで迎えた
61枚目「め」で西郷は土田が強襲してきたところを上回る早い守りでキープ。さら に62枚目「おと」63枚目「きみがためを」
と2枚続けて攻めて5-15とリードを広げる。土田は最後に攻めを強めて挽回し4-9まで持って行くが西郷の攻めが4枚立て続けに
決まり9枚差で終了。西郷は名人戦18連勝と記録を伸ばしてまたも防衛に成功した。 |
第48クイーン位決定戦 |
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荒川裕理クイーン (京都府かるた協会) |
2 - 1 |
吉峰翼 (東京東会) |
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一回戦 |
○ |
4枚差 |
● |
序盤は互角に取り合い静かに立ち上がり15-16まで淡々と進む。試合が動いたのは31枚目「あはじ」。
吉峰、相手陣右中「あはれ」をお手付 きで14-17。荒川、気落ちした吉峰をたたみ掛けるように気合のこもった取りで9-16。
しかし45枚目「みかき」で荒川敵陣「みかの」を触っ てダブルお手で10-13。息を吹き返した吉峰ここからまた頑張るが、
ここで気落ちせずさらに気合のこもった取りで踏みとどまるのが荒川ク イーンの真骨頂。7-8とリードを守る。
しかし62枚目「なにはが」で荒川また痛恨のお手付きで8-7。流れは吉峰に行くかと思われた矢先の63枚目で
今度は吉峰が「みち」で自陣左中「みせ」をお手付き。再び7-8で荒川リード。4-4で迎えた85枚目で吉峰が狙っていた荒川陣、
右下「ふ」をしっかり守り吉峰あきらかに気落ちを見せる。さらに87枚目で吉峰陣右下「つく」は逆に抜かれて吉峰は万事休す。
89枚目 右下「きり」も抜いた荒川が4枚差で1回戦を制した。天性の速さで素晴らしい取りを見せる吉峰に対して、
ミスをしても気落ちせず気合十分で取り続ける荒川クイーンの精神力の強さが勝利を呼び込んだ。 |
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二回戦 |
● |
2枚差 |
○ |
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三回戦 |
○ |
5枚差 |
● |
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