2006-01-11

親子二代!今村(淳)が初の選手権制覇
[2000/04/18] 第39回 全国かるた選手権大会

社団法人全日本かるた協会が主催する最も格式の高い個人戦トーナメント大 会である第39回全国かるた選手権大会は4月16日(日)、愛知県の豊田市産 業文化会館に全国からA級選手53名が参加してが行なわれた。
決勝は昨年11月の女流選手権決勝とおなじ渡辺令恵クインと今村淳子選手 (伊勢原みちのく会)の対戦となり、今村選手が7枚差で渡辺クインを下し、 女流決勝の借りを返し、初めて全日本選手権のタイトルを手にした。選手権大 会は昭和50年に今村選手の母親である今村美智子元クインが優勝しており、 25年の時を経て史上初めて親子二代の選手権チャンピオンが誕生した。
この日の今村選手は3回戦からベテラン実力者との対戦がつづき試練の大会 となったが、田畑選手(九州)を2枚の僅差で競り落として自信をつけ、準々 決勝では金山真樹子元クイン(東京吉野会)を7枚で退けた。そして準決勝で は松川永世名人(東京東会)を1枚の運命戦で破って決勝に勝ち進んだ。決勝 では現役永世クインと堂々渡り合っての完勝。選手権者の名に恥じない強さを 感じる戦いぶりであった。
今回は今年正月の名人戦・クイン戦の本戦に出場した4選手すべてが参加し たが、ベスト8に入ったのは渡辺クインと片瀬亮子準クイン(九州)の2名で この二人は準決勝で対戦。4枚差で渡辺クインが勝った。西郷名人は2回戦で 福井の寺嶋良介選手に1枚差で敗退。土田準名人は緒戦で中筋規江元準クイン (和歌山)に11枚差で大敗した。
ベスト8に20代前半の選手が3名入るなど若い力の台頭を感じさせる全日 本選手権であった。[池田・早川]


A級(53名)
優勝 今村 淳子 (伊勢原)
準優勝 渡辺 令恵 (横浜隼)
3位 松川 英夫 (東京東)
片瀬 亮子 (九州協会)