2006-01-11

在日外国人14名が、すばやい取りに大きな歓声
2000/02/26 文京区国際交流イベント・百人一首競技かるた

都内在住の外国人の皆さんに百人一首競技かるたの魅力を知ってもらおうと いう国際交流イベント(主催:文京区国際友好交流協会)が2月26日(土)、 文京シビックセンターで行なわれ、11か国14名の在日外国人の皆さんが初 めての「かるた体験」を楽しんだ。
会場に集まったのはアメリカ、ロシア、ブルガリア、フランス、韓国、イン ド、モロッコなどから来日した外国人男女と通訳ボランティアなどを務める文 京区国際友好交流協会のメンバーら約50人。
イベントでは(社)全日本かるた協会関東支部の池原威徳五段が、日本語と 英語で「百人一首競技かるた」のなりたちやルールを30分ほど説明したあと、 和装した学生チャンピオンの今村淳子(伊勢原みちのく会)、安藤嘉晃(慶應)、 鶴谷憲幸(亜大)、東村亜子(亜大)の4人のA級選手が模範演技を披露。熱心 に競技をみつめていた外国人の皆さんは、選手たちのすばやい反応と取りに驚 きの声をあげいた。
模範演技のあとは外国人の皆さんが2つのチームに分かれて「源平」に挑戦。 やっとひらがなが読めるくらいの外国人の皆さんに旧かなづかいはかなりの難 問と思われたが、宮田直幸関東支部長が下の句を二度くりかえす間には半分く らいの出札が取られ、札を取るたびに見守る通訳ボランティアなどから大きな 拍手と歓声が湧いた。
イベントの最後に鶴谷博幸専務理事が「この先、母国に帰った時に日本には 百人一首競技かるたという素晴らしい文化があることをぜひ伝えてください」 とあいさつし、約2時間半の楽しい国際交流イベントは幕を閉じた。[早川]