三重県では、桑名市と明和町で初心者練習会を開催しています。
桑名市では、毎月第1土曜日の午後、2時間程度の開催です。指導は、主としてA級、B級選手各1名が担当し、主として子どもや親が参加しています。払い手の練習や、決まり字を書いた特製の札を使い、枚数を減らしての試合形式の練習を中心に行っています。札や試合の進め方を覚えたら、県内の最寄りのかるた会を紹介しています。
明和町では、2003年から公民館講座としてスタートして20年間続いています。当初は指導者がいないので、桑名市からA級選手が片道2時間かけて通っていましたが、現在は、講座の第1期生でもある地元のA級選手が指導しています。当初は隔週でしたが、現在は毎週土曜日の午後、2時間程度やっています。地元の子どもを中心に、親、祖父母が参加し、チラシ取りや試合形式の練習をしています。
双方の練習会とも県協のHPで紹介していますが、桑名市の初心者練習会では、X(旧Twitter)でも発信したところ、問い合わせの件数、参加者数が飛躍的に増えました。
【普及指導部より】
初心者がかるたを続ける条件は、良い指導者に恵まれることはもちろんですが、練習会場が通いやすい場所であることです。大都市と比べて地方は交通環境に恵まれず、「かるたは楽しいのだけど通うのが大変で・・・」という声も聞かれます。三重県は桑名市だけでなく明和町でも長年にわたり初心者練習会を開いており、初心者を育てています。
初心者が集まってくるのを待つのでなく、ニーズがある場所へはこちらから出かけて行って練習会場を確保するのも大切なことですね。