従二位家隆
風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける
風がそよぎ楢の葉にかかる、そんな「ならの小川」の夕暮れは、みそぎこそが夏のしるしであるよ。
新勅撰集 夏 192
かぜそ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
後徳大寺左大臣
ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる
ほととぎすが鳴いた方を眺めてみると、ただ有明の月が残るだけであったよ。
千載集 夏 161
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