権中納言定家
来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ
来ない人を待っています、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩のように、わが身も恋い焦がされながら。
新勅撰集 恋三 849
こぬ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
道因法師
思ひわびさても命はあるものを憂きにたへぬは涙なりけり
恋の思いにこらえきれずにいて、それでも命はあるというのに、辛さに耐え切れなかったのは涙であったよ。
千載集 恋三 818
おも