入道前太政大臣
花さそふあらしの庭の雪ならでふりゆくものは我が身なりけり
花を誘う嵐の庭の雪のように桜が降りゆく、いや、古りゆくものは年老いた我が身であったよ。
新勅撰集 雑一 1052
はなさ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
三条院
心にもあらで憂き世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな
心ならずも辛いこの世の中に生きながらえたとしたら、恋しく思うにちがいない今宵の月だよ。
後拾遺集 雑一 860
こころに