西行法師
嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なる我が涙かな
嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれ落ちる我が涙であるよ。
千載集 恋五 929
なげけ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
紫式部
めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな
めぐり会って、見たのがあなたかどうかも見分けられなかった間に、雲に隠れてしまった夜半の月のように、すぐに隠れてしまいましたね。
新古今集 雑上 1499
め