俊恵法師
夜もすがら物思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけり
夜通し物思いにくれているこのごろはなかなか夜が明けず、寝屋のすき間までつれなく感じられることだ。
千載集 恋二 766
よも
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
藤原義孝
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな
あなたと逢うためなら惜しくもなかった命までもが、今では長くあってほしいと思うようになったよ。
後拾遺集 恋二 669
きみがためを(読み方: きみがためお)