藤原清輔朝臣
ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき
生きながらえたとしたら、今この頃がなつかしく偲ばれるのだろうか。あの辛いと思っていた昔が今では恋しいよ。
新古今集 雑下 1843
ながら
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
従二位家隆
風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける
風がそよぎ楢の葉にかかる、そんな「ならの小川」の夕暮れは、みそぎこそが夏のしるしであるよ。
新勅撰集 夏 192
かぜそ