道因法師
思ひわびさても命はあるものを憂きにたへぬは涙なりけり
恋の思いにこらえきれずにいて、それでも命はあるというのに、辛さに耐え切れなかったのは涙であったよ。
千載集 恋三 818
おも
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
順徳院
ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり
宮中の古い軒端に生えているしのぶ草を見るにつけ、やはりしのび尽くせぬ昔であったよ。
続後撰集 雑下 1205
もも