藤原基俊
契りおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり
約束しておいた「させも草」の露を命と頼んでいたが、ああ、今年の秋もこのまま行ってしまうようだ
千載集 雑上 1026
ちぎりお
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
参議雅経
み吉野の山の秋風小夜ふけてふるさと寒く衣うつなり
吉野の山の秋風に夜は更けて、このふるさとは寒々として、衣を打つ音が聞こえてくるようだ。
新古今集 秋下 483
みよ