藤原基俊
契りおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり
約束しておいた「させも草」の露を命と頼んでいたが、ああ、今年の秋もこのまま行ってしまうようだ
千載集 雑上 1026
ちぎりお
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
西行法師
嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なる我が涙かな
嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれ落ちる我が涙であるよ。
千載集 恋五 929
なげけ