源俊頼朝臣
憂かりける人を初瀬の山おろしはげしかれとは祈らぬものを
辛くあたっていた人を、初瀬の山おろしよ、お前のようにもっと激しくあれとは祈らなかったのに。
千載集 恋二 708
うか
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
相模
うらみわび干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
あの人を恨みつづけることもできず、涙に濡れて乾かぬ袖さえまだあるというのに、袖よりも先にこの恋のために朽ちてしまうだろう私の評判の方が惜しいことです。
後拾遺集 恋四 815
うら