前中納言匡房
高砂の尾上の桜咲きにけり外山の霞立たずもあらなむ
あの高い山の峰の桜が咲いたよ。手前の山の霞よ、どうか立たずにいておくれ。
後拾遺集 春上 120
たか
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
紀友則
ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
こんな日の光ののどかな春の日に、どうして落ち着いた心もなく桜の花は散っているのだろう。
古今集 春下 84
ひさ