良暹法師
さびしさに宿を立ち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮
寂しさに耐えかねて、庵を立ち出てあたりをながめてみたら、どこも同じく寂しいものだったよ、秋の夕暮れは。
後拾遺集 秋上 333
さ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
中納言行平
たち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かばいま帰りこむ
これから別れて因幡の国に行きますが、その因幡の山の峰に生えている松、いや、私を待つと聞いたならば、すぐにでも帰って来ましょう。
古今集 離別 365
たち