良暹法師
さびしさに宿を立ち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮
寂しさに耐えかねて、庵を立ち出てあたりをながめてみたら、どこも同じく寂しいものだったよ、秋の夕暮れは。
後拾遺集 秋上 333
さ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
大中臣能宣朝臣
みかきもり衛士のたく火の夜はもえ昼は消えつつ物をこそ思へ
御垣を守る衛士のたく火が夜は燃えて昼には消えるように、夜は恋の思いに燃え、昼は今にも消え入りそうに物思いし続けているのです。
詞花集 恋上 225
みかき