伊勢大輔
いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな
かつての奈良の都にあった八重桜が今日は九重、宮中で一段と咲き誇っていますよ。
詞花集 春 29
いに
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
相模
うらみわび干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
あの人を恨みつづけることもできず、涙に濡れて乾かぬ袖さえまだあるというのに、袖よりも先にこの恋のために朽ちてしまうだろう私の評判の方が惜しいことです。
後拾遺集 恋四 815
うら