大弐三位
有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする
有馬山から猪名の笹原にかけて風が吹いたのでそよそよと音がする、さあ、それよ、あなたのことをどうして私が忘れるのですか。
後拾遺集 恋二 709
ありま
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
藤原実方朝臣
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを
「このように」とだけでさえも言うことができないのだから、伊吹山のさしも草のように、こんなにも燃えている「思ひ」をあなたはさすがに知りますまいね。
後拾遺集 恋一 612
かく