源重之
風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けて物を思ふころかな
風が激しいので岩をうつ波が自分だけ砕けるように、ただ私だけが心砕けて物思いをすることだよ。
詞花集 恋上 211
かぜを
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
中納言家持
かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける
鵲が天の川にかけ渡した橋に置いた霜の白いさまを見たら、夜がすっかり更けたことだよ。
新古今集 冬 620
かさ