恵慶法師
八重葎しげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり
雑草の生い茂ったこの宿の寂しさに人の訪れはないけれど、秋だけはちゃんとやって来たことだ。
拾遺集 秋 140
やへ(読み方: やえ)
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
権中納言定家
来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ
来ない人を待っています、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩のように、わが身も恋い焦がされながら。
新勅撰集 恋三 849
こぬ