大江千里
月見れば千々にものこそかなしけれ我が身ひとつの秋にはあらねど
月を見るといろいろと物悲しくなってくるよ。私ひとりのために来た秋というわけでもないのだが。
古今集 秋上 193
つき
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
藤原実方朝臣
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを
「このように」とだけでさえも言うことができないのだから、伊吹山のさしも草のように、こんなにも燃えている「思ひ」をあなたはさすがに知りますまいね。
後拾遺集 恋一 612
かく