文屋康秀
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ
吹くとすぐに秋の草木がしおれてしまうので、なるほど山から吹く風を嵐というのであろう。
古今集 秋下 249
ふ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
順徳院
ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり
宮中の古い軒端に生えているしのぶ草を見るにつけ、やはりしのび尽くせぬ昔であったよ。
続後撰集 雑下 1205
もも