素性法師
今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな
「今行きましょう」とあなたが言ったばっかりに、夜の長い長月の有明の月が出るまで待ち続けたことです。
古今集 恋四 691
いまこ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
前大僧正慈円
おほけなく憂き世の民におほふかな我が立つ杣に墨染の袖
身のほどを過ぎて、憂き俗世の人たちに覆いかけることよ。私の立っているこの比叡山に住みはじめた墨染の袖を。
千載集 雑中 1137
おほけ(読み方: おおけ)