喜撰法師
我がいほは都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
わが庵は都の辰巳、ほら、きちんと住んでいるよ。それを、世を憂いた宇治山だと人は言っているようだ。
古今集 雑下 983
わがい
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皇太后宮大夫俊成
世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
ああ世の中よ、ここから逃れる道はないものだ。思いつめて入ったこの山の奥でも鹿が鳴いているようだ。
千載集 雑中 1151
よのなかよ