天智天皇
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ
秋の田の仮の庵の苫が粗いので、私の袖は露に濡れたままでいるよ。
後撰集 秋中 302
あきの
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
祐子内親王家紀伊
音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ
うわさに聞く高師の浜のいたずらに立つ波は掛けませんよ。あなたの浮ついた気持ちが心に掛かって涙するように、袖が濡れると困りますから。
金葉集 恋下 469
おと